ドラゴンクエストの謎
DQ6の主人公の本名
DQ6でタブーな名前がある。もっとも、主人公が初めにつける名前のみ、別にタブーにならないようだけど。『ハッサン』で登録しても、本家ハッサンは登場した。でも、変更で『ハッサン』とは出来ない。あと、変更の際に放送禁止用語などは、どうも呪われる名前だ。……と、ここまではまあまあメジャーなことで知っている人も多い。
ところが、変更できない名前に『リバスト』っていう名前がある。このリバストとは一体誰なのか?もう忘れている人も多いだろうけど、DQ4の第五章『アネイル』という温泉の町がある。まぁ、温泉とは関係ないが、その町の名物に偽物の『天空の鎧』があるのだけど、この持ち主と言われている英雄が『リバスト』だ。天空の鎧を着て、夜にリバストの墓に行くと、「私の鎧……」と言う。つまりこのリバストが、実は6の主人公じゃないのだろうか?あくまで俺だけで導いた結論だが。この町のシスターの話し方からすると、リバストが死んだのはそう古い話ではない。歴史という概念の目で見ると、結構最近の出来事のようだ。
……などと思っていたら、実は泥人形の三人目の名前がリバストだった……。だけど泥人形というところがひっかかる。ご存知、泥人形の特技に「変身」がある。それを考えると……うーむ。
ドラクエの人工大地
しかし4と6の舞台は、地形があからさまに違う。地形が全然違うものになるには、気が遠くなりような年月が費やされる。だから普通に考えると4と6、は別の舞台か、もしくはそれほどの時の差がある世界だ。
ところが、DQ6では地形が常識を逸脱するような早さで変化していることが分かる。前半、ラーの鏡を探しているときに、アモールの町で過去に遡る。その、遡る前と後で、町の外の地形が全く違うのだ。
遡ったところは夢の世界かと思われるかも知れないが、実はそうじゃないようだ。夢の世界とはいえ、ラーの鏡入手後に夢の世界のアモールに行ったら、イリアとジーナが子供の姿でいるのはおかしい。前に来たときは、イリアとジーナは大人の姿だった。つまりラーの鏡入手前と後は、違うアモールなのだと思う。他にいろいろとややこしい理由があるが、ズバリ結論を言うと、大人のイリアたちがいた世界は現実の過去の世界。老人のイリアたちがいるのが現実世界。子供のイリアたちがいるのが夢の世界。
少し話が逸れてしまったが、とにかくDQ6の舞台となっているところは、そのように早く地形が変化している。しかし、何故こんなに早いのか?結論を上げるとすればただ一つ。
ルビスの存在だ。DQ1〜3の舞台にある、アレフガルドを作ったのが彼女と言われている。まあ、これは、俺が小説の『精霊ルビス』を読んだのではなく、FC版DQ1攻略ガイドブックに書いてあったのを見たから知っているだけだ。……とにかく、ルビスがアレフガルドを作ったとすると、当然DQ2の舞台全土もルビスが作ったと考えていいだろう。アレフガルドのみルビスが作ったと考えてもいいかも知れないが、それでは少し不自然な気がするし、第一それでは話が進まない。願望も少しあったが、俺はDQ2の舞台はルビスが作ったと考えている。
そう、その大地は人工的なのだ。そう考えると地形がものすごい早さで変化していても納得がいく。DQ6でルビスがいることから、ロト三部作も天空シリーズも全く無関係ではないことは分かった。ロト三部作が3、1、2の順番であることは分かる。ところが、天空シリーズはどうだろう?結論を言ってしまうと、恐らく6、4、5。4の後に5が来るのは分かるだろう。4で登場した天空の塔が、5では崩壊しているからだ。崩壊した物を直した、と考えるより元々のものが崩壊した、と考えた方が自然だ。第一あの大きさだから、直すのは骨だろう。
では、6の後に4が来る理由は……。全ては天空が鍵を握っている。ラミアスの剣などが天空の剣になることは知られている。ここだけで、6の後に4が来ることは分かる。それと、前に述べたリバストの存在からも、同じ結果が出る。ただし、4も5も6も同じ舞台だと仮定すれば、だ。同じ舞台だと位置づけるのが天空城。6ではゼニスの城があるが、あからさまに後の天空城だ。証拠に、エンディングでゼニスの城が飛んでた。そして王座にいるべき人物は、6ではゼニス王だが、4、5ではマスタードラゴン。この違いを説明するならば、6のエンディングの一番最後に卵から生まれた、「私たちの未来」が、マスタードラゴンだと考えられるからだ。4、5ではゼニス王が何処に行ったのかは知らないけど。ルビスのように海底にでもいるんだろうか?
つまりDQの順番は3、1、2の後は、ルビス繋がりで6、そしてリバスト繋がりで6から4、天空の塔繋がりで4の後は5なのだ。
他にも、メダル王が出世する軌跡も見られる。SF版3で『メダルおじさん』だったのが、6で『メダル王』を夢見て、4ではついにメダル王として祠に君臨。5ではもう少し立派なところにいる。正確にはメダル一族か?
DQ4の勇者の先祖
もう一つ、かなり意外な結論が出た。DQ4の主人公の先祖のことである。DQ4の主人公は、当然ながら天空の血をひいている。だが、天空の武具を装備していたリバスト(DQ6の主人公)は、天空人ではない。では、DQ4の勇者と、リバストは、血の繋がりがないのだろうか?しかし、それでは天空の武具を装備できない。
一つだけ、この二人が血の繋がりのある可能性がある。ズバリ言ってしまうと、DQ4の勇者の祖先は、リバストとバーバラとの間に生まれたという可能性だ。それならば、バーバラがゲーム中、ずっとパーティーから外せない理由も、何となく分かる。逆に、そうでなくては理由が付かないと思う。
ただそうすると、天空の武具を装備できるのは、正確にはリバストの血をひいたものなのだろう。結果的に、リバストとバーバラの間に生まれた子供が、天空の血(バーバラの血)もひいているから、天空の武具を装備できるのは、天空の血をひく者となったのだ。
それと、どうやらDQ6に出てきたクリムトの子孫が、DQ4のクリフトらしいが、名前が一文字違いであることから、DQ4とDQ6の間隔が短い可能性も高い。
だが……リバストはともかく、バーバラの子供というところに、抵抗を覚える。あの二人の接点は、ゲーム中のみだから。見た感じ、あの時のバーバラは、幼い。どんなに歳をとっていても、14、5くらいだろう。子供は十分に産めるとは思うけど、倫理的に……。
DQ7の時代位置
ロトシリーズ、天空シリーズに次いで、7が出た。
この7の位置は一体何処なのか?この疑問を解くキーワードは、まずグラコス。話によると、7のグラコスは一度人間に倒されたことがあり、更にその当時島一つを沈めるほどの力を持っていたという。この話から推測できるのは、最初に倒した人間というのはDQ6の主人公たちで、沈んだ島というのが、カリベローナだろう。
続いて、風の谷の民の話がネックになる。彼らの子孫は、元々空に住んでいたような話があった。空にあった城の一部が落ちたという。それは恐らく天空シリーズで登場していた天空城の成れの果てだろうと思う。そしてそれは、同時に天空の神殿だ。だから、天空の城は、いつしか天空の神殿へと変化(作り替えられた?)のだろう。
そして、王者の剣。グランエスタード城の地下で眠っていた剣で、形もロトの剣に似ている。
更に、一番最初の謎の神殿を探索中に、覗き穴からモンスターを描いた壁画を見るところがあるが、そこで見られるモンスターに、『フイレム』や『かまいたち』がいる。前者はDQ2、後者はDQ4でのみ登場したモンスターだ。それで、その壁画について、伝説がどうこうと言っている。つまるところ、あの壁画はDQ1(ゴーレム)、DQ2(フレイム)、DQ3(マーマン)、DQ4(かまいたち)を表したものだと思う(ゴーレムとマーマンはDQ5でも出てきたが)。つまりDQ7はDQ4よりもさらに後の時代ということになるだろう。かといって、DQ4とDQ5の間にDQ7が来るのは、どう考えても不自然だ(天空の塔などの存在から)。だから、DQ7はDQ5の後の話だ。つまり、一番新しい話であろう。そうなると結局、あの壁画のゴーレムやマーマンがDQ5を示すものだとしても、結論は変わらない。
ラスボスのお話
一番強いラスボス(裏ボス含む)は誰か?シリーズが違えば強さの基準も違うが、もし彼らが同時に存在したら、誰が一番強いのだろうか?HPや力などのステータスは当てにならないので、これでは比較しない。下の表を参考に考えてみよう。
名前 | 登場 | ランク | 備考 |
竜王 | 1 | 竜王 | 変身1回 |
シドー | 2 | 破壊神 | 特になし |
ゾーマ | 3 | 大魔王 | 光の玉で弱くなる |
神竜 | 3 | 神竜 | 特になし |
デスピサロ | 4 | 魔界の皇子 | 手足がもげた後徐々に変身 |
エビルプリースト | 4 | 魔界の神官 | 徐々に変身 |
エスターク | 4,5 | 帝王 | 特になし |
ミルドラース | 5 | 大魔王 | 変身1回 |
デスタムーア | 6 | 大魔王 | 変身2回 |
ダースドレアム | 6 | 闘神 | 特になし |
オルゴ・デミーラ | 7 | 魔王 | 3回変身 |
神様 | 7 | 神 | 特になし |
まず同シリーズ内での比較から。ゾーマと神竜、これはランクで見ると神竜の方が上である。ところが、神竜はレベル45くらいで倒せるのに較べて、ゾーマは光の玉無しではレベル55くらいはいる。比較結果はゾーマのほうが上。続いて4のデスピサロとエスターク、そしてエビルプリースト、これは明らかに進化の秘宝を使ったエビルプリーストが一番強い。ところが、5では圧倒的にミルドラースよりもエスタークのほうが強い。と、言うか4のエスタークは単なる中ボスに過ぎない。いくらなんでもミルドラースがそこまで弱いとは思えない。あえて何か理由をこじつければ、4のエスタークは寝起きのために弱かったから……が妥当だろう。とりあえず、4はエビルプリースト、5はエスターク。6は比較するまでもなく、ダースドレアム。現に圧倒的な強さでデスタムーアを葬り去っている。7では、一度神様に勝利しているオルゴ・デミーラだが、その後神様は修行してオルゴ・デミーラよりも強くなったようだ。
これで候補に残っているのは、比較されていない竜王、シドー、そして比較の結果でゾーマ、エビルプリースト、エスターク、ダースドレアム、神様。この中で、まずたった一人に倒されている竜王が候補から消える。人間と1対1で戦って負けたというのはさすがに弱い。また、上記で触れたがエビルプリーストとエスタークでは、やはりエビルプリーストの方が上かと思える。回復呪文を使うという点を考慮して、シドーもそう強くないと考えていいだろう。これで残ったのはゾーマ、エビルプリースト、ダースドレアム、神様の4人。ここでランクで考えると、エビルプリーストが消える。ゾーマも神レベルではないが、神レベルである神竜よりも勝るので、まだ消えない。
さすがに比較はここまで。多分この三人がベスト3だろうと思う。俺的に、神様は一発ギャグなどというくだらなくも厄介な技を使うし、容姿も強そうに見えないので却下したいが……。大体、神様がベスト3に入っていると、「えっ、嘘?」って感じだし。
スライムベスとは?
スライムベスとスライムって、どこが違うんだろう
この疑問を持った人は多いと思う。
これには二つの説がある。スライムの亜種にスライムベスがいる、という説と、雌のスライムをスライムベスと言う、という説の二つ。
んで、調べてみた。エニックス攻略ガイドブックを。まず、FC版DQ1では「外界に適応するため、体色が変化し生命力が強くなったスライム」とある。続いてFC版DQ4は、「本来草食だったスライムが、環境に適応し雑食に進化したもの」。SF版DQ1・2では「スライムに似てるけれど、攻撃力は少し大きい」とあり、結果的に亜種なんじゃないかなと思わせる程度の解説。DQ6では「草食のスライムが進化し、雑食となったもの」と、4と似たような事が書かれている。SF版3では「スライムの変種の1つ」。DQ7では「オレンジ色の体を持つスライム」とあり、少し曖昧な解説。PS版DQ4では、「朱色の体を持つスライムの亜種」とある。
要するに、亜種なんですよ。雄雌なんて一言も書かれていませんでした。誰だ雄雌と言ったヤツは。
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